54ビジョン

米女子ゴルフツアーで、
宮里藍は日本人初となる2戦連続優勝を果たしました。

しかも、開幕戦からの2連勝は、1966年のマリリン・スミス以来44年ぶり。

そんな宮里ゴルフバック、
求められたサインに必ず、「54」という数字を書くのをご存知ですか?

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実は、この数字は、
すべてのホール(18ホール)でバーディを奪うと、スコア54を達成できるのですけど、
未だに達成した選手がいないのです。

これが実現できれば世界最強のゴルファーになれる。
この究極のスコアを目指すのが、
アニカ・ソレンスタム、リサロッテ・ノイマンなどトッププレーヤーを輩出し、
ゴルフ後進国スウェーデンをゴルフ王国に変貌させたピア・ニールソンが提唱する「54ビジョン」という「ゴルフ理論」なのです。


苦戦が続いた宮里を、心身ともに強化し、
勝負強くしてくれたのは、この「54ビジョン」であると、
インタビューで彼女自身が語っていましたね。

ところで、
なぜ、すべてのホールでバーディを奪い、スコア54を達成するのを目指す。
ことによって、一流選手になれるのでしょうか?

この理由が非常に面白いので紹介しようと思う。



ピア・ニールソンはこう言います。

もし、あなたがゴルフ練習場に行って、
世界のプロが数百名練習してるのを見学するとしましょう。

すると、あなたは、タイガーウッズやアニカ・ソレンスタムの力、
すなわちテクニックや飛距離が決して、他の選手よりも大きく抜きん出ている訳ではない。
と気づくでしょう。

しかしながら、現実はどうでしょう。
賞金額やスコアーには、トッププロとそうでないプロの格差は天文学的な格差がある。
その差は運も関係してるでしょう。
否、ほとんどが運、勝負運だといっても過言ではないでしょう。

技術には、差がないのに、
結果には大きく差がでるのは、なぜでしょう。

ピア・ニールソンは、物事の成否、特に自己実現の成否を決めるのは、
正しい目標設定であるといいます。

例えばね。
理想のゴルファーを目指すとしましょう。
いったいどんな選手が理想でしょう?
じつは、ここが一番肝心なのです。

一流の選手になるには、必ず正しい目標が必要なのです。
正しい目標ということが、実は非常に重要なのです。

なぜなら、
目標の微妙なズレが大きな結果の差になってくる。

理想のゴルファーとは、
それは、ドライバーショットで、もっとも遠くまで飛ばす選手ですか?
スイングがもっとも美しい選手でしょうか?
賞金をたくさん稼いで、慈善事業をする選手でしょうか?
何人もの愛人を持つ選手でしょうか?w

ちょっと違いますよね。
実際には、技術やテクニック、賞金では、理想のゴルファーの基準にはなりません。

ばっさり言うと、
良いか悪いかの基準は、スコアーです。
スコアーのよい選手になることが、理想のゴルファーになることであります。
賞金とか愛人は後でついてくる副作用です。

さて、そこで「54ビジョン」が登場するのです。
理想のゴルファーは、スコアーが良い選手であると一点に決定する。
進むべき道を正しく、一点に集中することが、勝負強い選手になる方法なのです。

この54というスコアーというのは、達成できそうなスコアーですけど、
じつは誰も達成していない。

しかし、目指さなければ決して達成できないスコアーである。
つまり、達成すれば確実に「理想のゴルファー」である。

そして、どんな場合でも、
試合中でも、練習中でも、オフでもね。
いつも「理想のゴルファー」になることだけを指標とするのです。

大事なのは、
その姿勢の徹底こそが、運を引き寄せる方法論であるということです。

良いスイングをしようとか、
飛距離を出そうとか、グリーンに乗せようという考えは、
間違いではないけれども、目標ではなく、技術論であり、枝葉のことですよね。

大事なのは「54ビジョン」を生き様にする。
目標と生き方を一致させる。
そして、それは必然的に勝負運を良くするということになると思うのです。


「ショットの成否は打つ前の気力で決まる。」とピア・ニールソンは断言しています。
持続する気力こそ、結果を左右する。
そして気力を持続させるためには、
努力や頑張りだけでは無理だと思われます。


たとえば、他の選手と10打くらいの差がついたとしましょう。
この10打を縮めることは、決して不可能では無い。

その差を縮める選手と縮められない選手には、
どこかに大きな違いがあるのは事実です。
それは、全員がプロなんですから、
決して技術や能力の差ではありません。

その差とは、目標設定の差、
つまり「目指すべき自己実現像」だと思うのです。

10打の差を縮めるために、結果を焦ったり、スイングを迷ったり、
芝を恨んだりしたら、間違いなくスコアーは縮まりません。

戦うとき、誰と戦うのか?
それは、他の選手ではない。54というスコアーを出すことへの戦いである。
それは、理想のゴルファーになる戦いである。

実際に世界を鑑みれば、
才能に恵まれた人が多く存在する。
しかしながら、その全員が結果を残しているわけではない。

むしろ、ささやかな能力を根気強く磨きあげ、
常に挑戦することを止めずに、花開かせている人の方が圧倒的に多いのある。


ですから精神論でも、実践論でも、いろいろ有りますが、
結局、その理論によって運が良くなる方法論でなければ意味がないと私は思う。

そして、運がよくなる方法とは、「正しい目標設定」であり、
それは「本質的な理想を目標にする」ということだと思うのである。
そんな理論として、54ビジョンを紹介しました。

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